禁煙のストレスを軽減する「離煙パイプ」の使い方や効果とは?
禁煙の方法は人それぞれです。しかし、いきなり禁煙を始めてもニコチンが切れたストレスにより、なかなか成功しないでしょう。ダイエットのリバウンドのように、無理をした禁煙のあとは、かえってタバコの本数が増えてしまうかもしれません。禁煙成功の秘訣は、少しずつストレスを軽減しながら行うことです。
禁煙のストレスを可能な限り軽減するために利用していただきたいのが、離煙パイプです。このグッズを利用した方の多くが禁煙に成功しています。今回は、離煙パイプの使い方や、効果についてご紹介します。
離煙パイプとは?
離煙パイプは、いきなりタバコの本数をゼロにするためのものではありません。使い始めは喫煙の習慣を続けることができます。
使い方はユニークで、No.1~No.31まで番号の振られた31本のパイプを、毎日番号順に着け変えながら使用していきます。
パイプにはミクロの穴が開けられ、毎日約3%ずつ摂取するニコチンとタールの量をカットしていく禁煙グッズです。
最初はニコチンとタールのカット量が少ないパイプからスタートし、徐々にカット量が多い物に変更していきます。少しずつ体をタバコによる依存から解放していくのです。最終的にはニコチンとタールのマイナス95%までカットします。ここまでくれば体も慣れ、「もうタバコは必要ないのでは?」と思うようになり、禁煙に成功するという仕組みです。
喫煙自体は続けることができますので、いきなりタバコをやめたときにありがちな「口が寂しい」という感覚を覚えることもありません。ストレスを感じることなく、いつの間にかタバコを欲しなくなっていくのが、離煙パイプの魅力です。
離煙パイプを使った禁煙の流れ
離煙パイプは、1パックに1カ月分程度の本数が用意されています。1カ月かけて徐々にニコチンの依存から体を解放していく禁煙グッズです。初期段階のパイプはニコチンとタールのカット量も少なく、普段の喫煙とほとんど変わらない感覚でしょう。
日を追うごとに少しずつカット量の大きいパイプに取り換えていくことになります。物足りなさを感じるポイントがあるかもしれませんが、そんなときこそ時間をかけて少ないニコチン、タールの量に体を慣らす必要があります。違和感を覚えなくなったら、さらにカット量の多いパイプを使いましょう。
最後のパイプはニコチンとタールのほとんどをカットします。このパイプを使った喫煙で満足できているなら、ニコチンとタールによる依存はすでにほとんどないということです。ここまでくると、あとは少しの意志の強さで禁煙を成功させることができるでしょう。
禁煙の効果はどう?
離煙パイプを使い始めた約90%の方が、最終的な禁煙に成功しているといわれています。やはり、ストレスなくタバコの依存から脱却できるのは最大のメリットでしょう。もともと吸っていたタバコのニコチンやタールが少ない場合、最後のパイプを使うことなく、「タバコが吸いたい」という気持ちがなくなることもあるようです。
「タバコをやめたいけどいきなりはきっと無理」と禁煙に二の足を踏んでいる人にとってハードルが低いのも、禁煙成功率が高い理由ではないでしょうか。
おわりに
離煙パイプは、喫煙に対して依存度が強い方でも、無理をすることなく禁煙に向かうことができる便利なグッズです。少なくとも、いきなりタバコの本数をゼロにするわけではありませんので、大きなストレスを抱えてしまうことはないでしょう。
「今まで禁煙を試みてきたけど、すべて失敗に終わってしまった。」という方は、今回ご紹介した離煙パイプを、禁煙方法の選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
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