ヘビースモーカーとは?「1日40本」「1日2箱」などの定義や特徴
喫煙者の中には、ヘビースモーカーと呼ばれる方がいます。ヘビースモーカーとは具体的にどのように定義されるのでしょうか。自分がヘビースモーカーではないと思っていても、実はヘビースモーカーだったという場合も少なくありません。そこで今回は、ヘビースモーカーの特徴や定義についてご紹介します。
ヘビースモーカーの定義とは?
ヘビースモーカーという単語を辞書で調べると、タバコをたくさん吸う人・いつもタバコを吸う人などの意味が出てきますが、ヘビースモーカーの定義は明確にはありません。
ただし、一般的には1日2箱、40本以上のタバコを吸う人がヘビースモーカーと言われています。また、ヘビースモーカー以上に喫煙していている人のことをチェーンスモーカーと呼ぶこともあります。
JT(日本たばこ産業)が公開した2016年調査の「毎日吸う人」の平均喫煙本数の発表によると、毎日タバコを吸うと回答した人が1日にタバコを吸う本数の平均は、男性は18.5本、女性は14.7本です。この本数から考えると、ヘビースモーカーは一般的な量のおよそ2倍以上タバコを吸っているということになります。
1日の睡眠時間を8時間と考えた場合、16時間のうちに40本吸うとなるとおよそ24分に1本吸う計算ですが、実際は短時間に何本も吸っているため、健康への影響が大きいことは言うまでもありません。
ヘビースモーカーの特徴
ヘビースモーカーと聞くと、とにかくよくタバコを吸う人というイメージがありますが、具体的に周囲からは次のような印象を持たれています。
・イライラするとタバコを吸う
・休憩のたびに喫煙スペースに行く
・近づくとタバコのニオイがいつもする
また、喫煙することによって体内の細胞やビタミンCなどが破壊され、体内に栄養や酸素が行きわたらないために、ヘビースモーカーの方の顔にはシミやシワなどが健康的な方よりも多い傾向にあります。
なぜヘビースモーカーになるのか
初めてタバコを吸ったその日からヘビースモーカー、という方はほとんどいないと思います。では、なぜタバコを吸っていくうちにヘビースモーカーになってしまうのでしょうか。
吸い始めるきっかけは、「あこがれの人がタバコを吸っていてカッコいいと思った」「タバコを吸うと大人な感じがする」「家族や友人からすすめられた」「ただの好奇心」など、人それぞれです。
しかし、ニコチンは口の中にある粘膜や皮膚からも吸収される物質で、日常生活の中で繰り返し摂取するうちに、ニコチンを吸収することで脳は活動を維持するようになります。これがいわゆるニコチン中毒、ニコチン依存の状態です。
ニコチン依存になると、だんだんとタバコを吸っていないと落ち着かない、イライラする、集中力が切れるなどのニコチンによる禁断症状が出る方もいます。
ストレスを発散するはけ口として喫煙している方も多いですが、逆に言えばタバコ以外にストレスを解消する方法を持たない方は、依存症になりやすいでしょう。
おわりに
明確な定義はないにせよ、1日2箱、40本以上という基準に当てはまる喫煙者はヘビースモーカーだと言えます。ヘビースモーカーに当てはまらなかった方でも、健康に影響を与えていることは否定できません。誰でもいつの間にかヘビースモーカーになってしまう危険はあるのです。
タバコの量が増えれば増えるほど依存が高くなり、禁煙が難しくなりますが、ネットが発達した今なら禁煙用のタブレットや禁煙のパイプ型の禁煙グッズなど禁煙を始める方法も色々あると思われます。タバコは百害あって一利なしとも言われているため、禁煙するならばできるだけ早い段階が良いでしょう。
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