2016.12.11タバコの害 , 美容と健康 , 電子タバコ

タバコを吸うと肺が痛いのは病気のサイン?タバコが与える肺への影響は

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タバコを吸うと肺が痛い

喫煙者の中には、タバコを吸った際に胸や肺に痛みを感じ、不安を覚えた経験のある方も多いのではないでしょうか。


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長期にわたる喫煙は、肺や気管支に対して想像以上の負担を与え、呼吸器官に炎症を起こし、ときには痛みを引き起こすことが知られています。今回はタバコを吸うことが肺にどのような影響を与え、どのような病気の原因となるか、そして胸の痛みを感じた場合の対処法などについてご紹介しましょう。

タバコを吸うことによる、肺への影響

タバコを吸うことによる、肺への影響タバコには人体に有害な物質が数多く含まれています。その煙にはおおよそ数千種類の化学物質が含まれており、その中でもとくに有名な物質がニコチンやタール、ダイオキシン、ヒ素などです。

 

喫煙を続けることで、これらの有害物質が気管支や肺の末端である肺胞にダメージを与え、次第に炎症が起こるようになります。

 

 

 

そして最終的には肺胞が破壊され、空洞ができるために肺機能が顕著に低下するのです。数回喫煙する程度では明確な悪影響は見られませんが、タバコによる肺へのダメージは間違いなく生じており、動悸・息切れなどの体力の低下につながります。

 

タバコが原因で起こる病気とは

タバコが原因で引き起こされる病気の代表例として挙げられるものがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。COPDの症状は以下の3段階に分けられています。

 

1.咳や痰が出やすくなる「軽度」

2.咳や痰がなかなか治まらない上に体を動かしたときに息切れしやすくなる「中等度」

3.息切れの域を超えた呼吸困難や日常生活支障をきたすほどの状態悪化をもたらす「重度」

 

COPDは別名「タバコ病」とも呼ばれ、今では肺の生活習慣病としてその危険性が説かれています。厚生労働省では3年ごとに患者調査を実施しており、2014年に厚生労働省が行った調査では、COPDの患者数は全国で261,000人と伝えています。

 

 

肺が痛いと感じる場合の対処法

肺が痛いと感じる場合の対処喫煙者の方で、空気の乾燥や風邪とは違った肺の痛みを感じるときは、病気が潜んでいる可能性があるため、注意が必要です。すぐに病院に行ける状況ではないにしても、できるだけ速やかに症状を和らげる対策をとりましょう。

 

 

 

 

 

 

体を温める

肺に痛みを感じたとき、骨や筋肉の痛みであれば患部周辺に温かいものを当てることで痛みが和らぎます。とくに、寒い時期は体を冷やさないよう適度に保温して免疫力を促進し、息切れを感じたら無理をせず休憩をとることが大切です。

 

上半身を少し起こす

痛みだけではなく息苦しさも感じるときは、背中にクッションや枕などを当てて上体を30~60度ほど起こして安静にしてください。この体勢をとることで、内蔵位が下がり横隔膜が広がるため、胸部への圧迫感が軽減されます。

 

コーヒーを飲む

咳が止まらず、呼吸が苦しい状態が続いたら、コーヒーを飲んでみることをおすすめします。飲んだ直後、少しの間は気管が広がり、呼吸が楽になります。

 

疲労が蓄積されたり、ストレスで風邪をひいたりしているときは、肺の痛みが悪化する可能性があるため、病気の疑いがあれば放置せず、近くの医療機関で診察を受けるようにしましょう。

 

おわりに

タバコによる肺や気管支への影響は急に訪れるものではありませんが、喫煙を続ければ徐々に、そして確実に健康はむしばまれていきます。

 

肺や気管支の痛みは、体がSOSを発しているということに他ならないため、痛みが引いても油断をせずに、少しずつでも喫煙量や回数を減らすことをおすすめします。


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タバコを突然断つ方法は難しく、禁断症状を引き起こす可能性があるため、タバコの代替品となるニコチンガムや電子タバコ、禁煙パイプなどで禁煙を段階的に進めていく方法も考えた方が良いかもしれません。

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