未成年でも買えちゃう「電子タバコ」は禁煙グッズなの?本当にいいの?
【電子タバコとインターネット】
私には、中学生の娘と高校生の息子がいます。 私自身それほどまじめな学生生活を送ってきたわけではありませんが、「喫煙」と「ドラッグ」だけは、絶対よくない、「やってはいけない」と思って過ごしました。
あれから30年以上が経ち、時代もだいぶ変わり、日本の喫煙率も減っては来ました。とても良い事だと思っているのですが・・・・それに代わって?タバコ会社、その他の会社から、“魔の手”が若者たちに襲い掛かっています。
それは、「(加熱式)電子タバコ」というグッズと、それが誰でも簡単に買えてしまう「インターネットの世界」です。
【加熱式電子タバコは、普通のタバコと同じ!?】
加熱式電子タバコには、アイコス(フィリップモリス・ジャパン)、グロー(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)、プルームテック(日本たばこ産業)の3種類 がありますが、その基本的な構成、内容はほぼ同一と思われます。 目に見える蒸気は、水蒸気ではなく、プロピレングリコールなどの不凍液の蒸気が主体です。 アイコスの蒸気の内容物は、最近、アメリカ医師会雑誌にスイスの学者が公開しました。 それによると
加熱式タバコ(μg) |
普通のタバコ( ラッキーストライク) |
比率% |
|
ニコチン |
301 |
361 |
84 |
アクロレイン |
0.9 |
1.1 |
82 |
ベンズアルデヒド |
1.2 |
2.4 |
50 |
ホルムアルデヒド |
3.2 |
4.3 |
74 |
確かに多環芳香族炭化水素類は数パーセントと減少はしているものの、ホルムアルデヒドなどの発がん物質はほぼ従来のタバコと同様です。
また、アクロレイン・ベンズアルデヒドなどの毒性物質・刺激性物質もほぼ同様であり、ニコチンが少なくなっているように見えますが、喫煙者は代償喫煙行動をします。これは、ニコチンが多くても少なくても、一定の血中濃度に達するまで吸煙をするというものです。そうであれば、これらは普通のタバコと同様の生体作用があると言えるという事です。
そして、この内容の記事を目にした方は沢山いると思います。
【未成年者でも買えちゃう『禁煙グッズ』(扱い)】
しかし、最も怖いのが、この様な調査結果が発表されたにも関わらず、これらが気軽に誰もが買う事の出来るECサイト(特に大手ECモール)で、『禁煙グッズ』として販売されている事だと思います。
そうです。これは未成年者でも買う事が出来てしまうのです!!
「電子タバコ」は全然問題なく、また、「加熱式電子タバコ」は機械ですし年齢確認も無し。※但し、ヒートスティック(タバコ部分)を買うためには確認がいります。
3年後にオリンピックを控える東京(日本)。オリンピック開催地には受動喫煙防止条例が必要となっているそうです。東京以外の招致都市にはすでに受動喫煙防止法があります。
さあ、どうする日本!どうする東京!どうする小池百合子都知事!?
wpmaster
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