2016.12.11禁煙方法

禁煙外来ってどんなとこ?気になる効果や期間、保険などの費用について

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禁煙外来ってどんなとこ

テレビCMの影響もあり、最近は喫煙者だけでなく一般にも「禁煙外来」という言葉が認知されています。
禁煙に挑戦してみよう、と考える方にとっては、どのようなことが禁煙外来で行われているのか気になるのではないでしょうか。



その一方で、タバコをやめるためにわざわざ病院へ行って、医師に診てもらうのはハードルが高いとためらう方も多いかもしれません。そこで今回は、禁煙外来を受診するメリット、禁煙に掛かる期間や費用についてご紹介します。

禁煙外来に行くメリット

禁煙外来を受けるメリット一般的に禁煙は自分だけの力では始められない、続けられない、という方が多いのではないでしょうか。

禁煙外来の医師に自分の状況を診察してもらうことで、自分に合った方法で禁煙ができます。また、継続して受診することで効果が目に見えて分かり、やる気につながります。誰かにサポートしてもらえる、というのはやはり心強いものです。

禁煙外来の治療では塗り薬や飲み薬、貼り薬などが処方されます。診察の内容も風邪などで受診するときとほとんど変わらないでしょう。また、診察中に医師から適切なアドバイスをもらえるのも禁煙外来のメリットの1つです。

 

禁煙外来を保険で受けるために必要なこと

禁煙外来を受診するにあたって、保険適用かどうかは気になるところです。禁煙外来で健康保険を使用できるかどうかは、禁煙外来を受診する方の状態により決まっているため、禁煙外来で治療を受けるためのチェックポイント4つを満たしている必要があります。

  1. ニコチン依存症テストの結果で5点以上。
  2. 1日に吸うタバコの本数と、喫煙年数を掛けた数が200以上(ただし35才未満は除く)
  3. 今すぐに禁煙したい、という意志がある。

4.禁煙外来で治療を受けることに文書で同意することができる。

 

過去に禁煙外来の治療を保険で受けたことがある方は、前回の初回診察時から1年以上経過していることが条件に加わります。禁煙外来の受診に保険が適用されるかどうかは、病院に向かう前に必ず確認しましょう。

 

禁煙外来に掛かる期間や費用とは

禁煙外来に掛かる期間や費用禁煙外来に掛かる期間や費用については、個々の状況に応じた診察が行われることもあり、一概にはいえません。個人差はありますが、一般的な目安は8~12週間(2~3カ月)通います。費用は、1万3,000~2万円ほどです。

治療に掛かる期間や費用は、喫煙状況や使用する治療薬によって値段が異なるため、医師と良く相談しながら、どの治療薬が自分に合っているのか決めましょう。

なお、上記の費用は保険適用時の金額ですが、喫煙しているときのタバコ代が、そのまま診察費用に置き換わった思えば決して高くはないでしょう。また、禁煙が成功すればそれ以降のタバコ代はなくなりますし、タバコが原因の病気に掛かるリスクも減少するため、挑戦してみる価値は十分あります。


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おわりに

今回は禁煙外来に掛かる期間や費用、メリットなどについてご紹介しました。禁煙外来は医師と二人三脚で治療に専念できるため、禁煙成功率がとても高くなります。治療に掛かる期間も、最長で3カ月ほどで済みます。禁煙を考えている方は、禁煙外来のある医療機関へ相談に行く価値はありそうです。また多くの場合、治療には保険が適用されますので、今タバコに使っているお金に比べて金銭面での負担を感じることも少ないでしょう。
ただし、禁煙外来の保険適用については、もともとタバコを吸わない一部の納税者から「なぜ好きで始めた喫煙者のために我々の血税が使われるのか」という、喫煙者には耳の痛い批判もあるようです。

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