タバコを吸いたくなったら?禁煙が我慢出来ない瞬間にする3つのこと
禁煙を決意しても、残念ながら我慢できずに数本吸ってしまう方や途中で諦めてしまう方が多くいます。長年の習慣を大きく変えることはやはり難しいようですが、せっかく禁煙を開始したのですから、途中で諦めてしまうのはもったいないでしょう。
禁煙を成功させるための準備として、喫煙を我慢できなくなった場合の対策を事前に決めておくと、余裕を持った対処が可能です。今回は手軽にできる3つの対処法をご紹介します。
1.タバコを食べ物に置き換える
どうしてもタバコが吸いたくなったとき、代わりに何かを口に入れるようにして、口寂しさを紛らわせる方法があります。そんなときにはガムやチョコレートを口にするのが一般的です。しかし、禁煙中の食べ過ぎには注意が必要です。
ニコチンによって抑えられている喫煙者の食欲が禁煙によって自然な状態に戻るため、喫煙中より食事量が増えがちです。他にも、喫煙時より味覚が良くなり食べ物がおいしく感じることや、喫煙の代償行動として過食気味になりやすいことなどが要因となり、どうしても太りやすくなるのです。
健康のために禁煙を始めたのに、体重が増えて不健康になってしまっては意味がありません。しかし代償行動としての食事という側面もあるため、再び喫煙してしまうリスクを考えると単純に食事量を減らせばいいとは言えません。口寂しさを紛らわせるために食事したい場合は、カロリーの低い食べ物を摂取するようにしましょう。基本的な考え方は食事によるダイエットと同様です。
2.外の空気を吸いながら運動をする
喫煙の代償行動として最も健康的な方法と言えるのが、外の空気を吸いながら運動をすることです。喫煙者の中には、朝起きて一番にタバコを吸うのが習慣になっている方も多いかと思います。禁煙を機に、タバコの煙の代わりに新鮮な外の空気で肺を満たしましょう。タバコの習慣の1つに煙を吸い込んで吐き出す「呼吸運動」がありますが、外の空気を吸い込んで吐き出すことも「呼吸運動」となります。深呼吸にはリラックス効果もあり、自然の空気のおいしさが感じられ、禁煙の清々しさを全身で感じられることでしょう。
また、ジョギングなど、少し息が上がる程度の運動を行うことで、タバコが吸いたいという欲求が薄まるため、深呼吸とセットで行うと効果的でしょう。禁煙中はストレスがたまりがちですが、発散させるためにも運動は最適です。
タバコが吸いたくなったら、プライベートなどで時間があれば外でジョギング、短い休憩などで時間が無ければ外で深呼吸を行うと良いでしょう。
3.ツボを刺激する
タバコを吸いたい気持ちを瞬間的に抑える方法に耳のツボ押しがあります。耳には多くのツボがあり、押す場所によってさまざまな効果が期待できると言われています。
禁煙の場合は、耳の「神門(しんもん)」「肺鮎(はいてん)」「口(くち)」と呼ばれる3つのツボを押すことにより、タバコを吸いたい気持ちが抑えられるとされています。
強く押す必要は無いため、皮膚を傷つけないように頭がじんわりする程度の力加減にしましょう。この3つのツボは1日1回、好きなタイミングで刺激してあげましょう。
禁煙の手助けとなる効果が期待されるツボは、手の平や足にもいくつか存在するようです。専門家の方に一度実際に押してもらって、強さの程度やツボの位置を体で覚えると自分でも押せて良いかもしれません。ツボ押しは、ツボを刺激することで禁煙に対する心構えや努力を後押しするものだと考え、他の禁煙法のサポートとして加えると良いと思います。
おわりに
禁煙をしている際、どうしてもタバコを吸いたくなってしまうことがあるのは仕方の無いことです。特に禁煙を始めたばかりだと激しい葛藤も多いでしょう。
どうしてもタバコを吸いたくなったら、ご紹介した3つの対処法を試してみてください。全て試してみるのも、自分に合っている方法にフォーカスするのも良いでしょう。時間が経てば、どうしても禁煙を我慢できないという状況は徐々に減っていくはずです。
試行錯誤を繰り返すうちに、いつの間にか禁煙に成功していたという場合もあるかもしれません。まずは簡単な禁煙習慣や禁煙グッズなどさまざまな挑戦をしてみて、悩んだ際は医者やカウンセラーに相談しましょう。
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