2016.12.09禁煙方法

ニコチン依存に心理的依存。禁煙邪魔するタバコの2つの依存心と克服法

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タバコの2つの依存心と克服法

タバコにはニコチンという有害物質が含まれていますが、実はヘロインよりも依存性が高いということをご存じでしょうか。ニコチンの禁断症状の強さはコカインを上回り、大麻より切望感があるとも言われています。また、タバコを吸うという行為自体が習慣化されることで、手元に無いと落ち着かない気持ちになることもあります。

今回は、禁煙の妨げとなるニコチン依存と喫煙習慣による心理的依存という、2つの依存心の克服方法についてご紹介します。

 


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ニコチン依存とは

ニコチン依存とは喫煙者の中には、「ニコチン切れ」と呼ばれるニコチン依存による禁断症状が出る方がいます。一定時間タバコを吸わないと、タバコを吸いたいという強い欲求や、イライラ・集中力が切れる・眠っても途中で目が覚めてしまうなどの症状が現れるのが特徴です。

ニコチン依存の強い方が禁煙を始めると、焦りを感じたり、不安を感じたり、ひどい場合は死にたいと思ってしまったり、精神的に不安定な状態に陥ることがあります。一般的に禁断症状は始めの期間に強く出ますが、多くの場合は時間と共に落ち着いてきます。禁煙を辛く感じて最初の数日で挫折してしまう方が多いのは、ニコチン依存による禁断症状が原因だと言えるでしょう。

 

ニコチン依存は、喫煙を開始する年齢が若いほど、リスクが高まります。

ニコチンが依存症を引き起こす要因の1つとして、タバコを継続的に吸うことで脳内のニコチン受容体が減少することが考えられます。喫煙により脳内でニコチン受容体が減少すると、ニコチンを外部から摂取しないと神経伝達が低下した状態になり、不安状態やイライラなどを感じやすくなります。結果的に再びニコチンを摂取しようとタバコを吸い、ニコチン依存に陥ると考えられています。

 

 

心理的依存とは

心理的依存とは「タバコを吸うためにランチを早めに済ます」「仕事に行き詰まったらタバコを吸う」など普段の習慣の中に喫煙があることでタバコをやめられない方は、心理的依存に陥っている可能性があります。

 

タバコを吸うとストレスが緩和される、リラックスできるなどと言われることもありますが、そもそもタバコの離脱症状は喫煙によって引き起こされるものです。タバコそのものにリラックス効果があるわけでは無いため、禁煙を継続することによって不快な離脱症状は次第に失われていきます。

 

2つのタバコ依存を克服する方法とは

心理的依存とニコチン依存はどちらも薬物依存に近い状態であると言えます。そのため、好奇心による喫煙などをきっかけに、長期間やめられずに続けている方も多くいるのです。

日常生活からタバコの習慣を無くすためには、禁煙のさらに先にある明確な目標を決めておくことが重要です。ただ漠然と「タバコをやめたい」という意志だけでは2つの依存心によってすぐに挫折してしまいます。「なぜやめたいのか」「やめた後にどうしたいのか」を明確にしておくと、禁煙へのモチベーションが保ちやすくなります。

 

また、自分の意志だけでの禁煙が難しいと感じた場合は、禁煙グッズを使用したり専門医のもとで適切な治療を受けたりすることもおすすめです。

禁断症状は最初の山場を乗り越えるまでが特に辛いですが、14日経過する頃には症状が改善されているケースがほとんどです。


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おわりに

依存度には個人差がありますが、「タバコが無いと落ち着かない」、「吸えないと考えただけで辛くなる」という経験がある方は、既にタバコに依存している可能性があります。

人間はタバコが無くても生活できます。しかし依存状態にある場合は、タバコ無しの生活はストレスが伴う場合が多いでしょう。ストレスが呼び水となり、禁煙の失敗につながりかねません。禁煙のためには明確な大目標の設定だけでなく、日常に連動した小目標を考えておくことが有効です。

また最近では、タバコの心理的依存やニコチン依存を徐々に無くせるような禁煙グッズなどもあるため、禁煙の際に利用すると良いでしょう。

 

大切なのは、自分が禁煙できた後の姿を想像することです。まずは、タバコを吸わない人生をイメージするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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