喫煙している方へ 服に付いてしまったタバコの臭いを消す方法3つ
喫煙している方はにおいに慣れてあまり気付かないかもしれませんが、タバコの臭いは吸っていない人にとってはかなり気になります。タバコの臭いは一度付くとなかなか取れず、特に服の消臭には苦戦する方も多いでしょう。今回は、服に付いてしまったタバコの臭いを消す対処方法を、3つに分けて紹介します。
1.湿度の高い場所に、服を干す
タバコの臭いはさまざまな成分が混ざっています。例えば、1つの臭いを消せたとしても、別の成分が臭いの原因となっている可能性もあるため、臭いの成分によっても対処が異なります。しかし成分の違いで臭いを落とすとなるとかなりの手間が掛かります。
そこで重要になってくるのが湿度です。湿度の高いお風呂場などにタバコの臭いが付いた服を置くと、水分が蒸発するときにタバコのさまざまな臭い成分を空中に運び、服から臭いを取ることができるのです。また、水スプレーなどを服に吹きかけ、天日干しするとお風呂場で干すのと同じ効果が得られます。
同じ原理で、アイロンのスチームを服に吹きかけても良いでしょう。アイロンのスチームで臭いを取る場合、再び臭いが服に付かないようにドライヤーなどで風を送り、服をパタパタと振ります。後は翌日、風通しの良いところに干してしっかり湿気を取りましょう。
2.脱臭剤やクリーナーを使用する
湿気でタバコの臭いを取る方法を試しても、なかなか効果が得られない場合は、脱臭剤を使用してみましょう。
脱臭剤で使われている炭には、無数の小さな穴が開いています。臭いの成分は、服の細かい繊維に入り込むことで臭いが付く性質があるため、炭に開いている小さな穴も、この性質を利用して臭いを吸収するように作られています。そのため脱臭剤と一緒に、一晩衣類をビニール袋に入れることで、臭い成分を除去することができます。
また、革製品などは湿気や乾燥に弱いため、特に優しく扱いましょう。革製品は、水分やドライヤーなどを使用すると革の傷みの原因になるため、あまりおすすめできません。革製品には革製品に合ったレザークリーナーを使用する方が良いでしょう。また、革製品でなくても衣服の種類によって、クリーナーか消臭剤かの使い分けをすることも大切です。
3.服を早めに洗濯する、またはクリーニングに出す
臭いを消す一番の方法は、臭いが付いたと思ったらすぐに洗濯することです。服の中には高価なコートなどもあり、家で洗えるものばかりではありません。そういった衣類はクリーニングに出して、しっかり臭いを消してもらうことが有効な方法ですが、臭いだけでクリーニングに出すのも、少し躊躇してしまうかもしれません。
しかし、タバコの臭いが付いているということは、タバコの煙の中に入っている有害物質も服に付着しているということになります。タバコの成分の中でもタールは粘り気のある成分で、付着するとなかなか取れません。それを放置すると臭いだけではなく、服の劣化を早める原因となるため、大切な服は早めにクリーニングに出しましょう。臭いだけと思いとどまらずに、早めに対処することが大切です。
おわりに
服に付いたタバコの臭いを放置すると、タバコの臭いが服にこびり付いてしまいます。そうならないためには、タバコの臭いがすると思ったらすぐ洗濯するなど、早めの対処が必要です。また、脱臭剤やクリーナーなどの道具を上手く利用する、湿度の高い場所に干す、クリーニングに出す、などのタバコの臭いを消す方法をいろいろ試してみましょう。
タバコの臭いには、大切な服の劣化を促進する成分も含まれています。服を長持ちさせるためにも、タバコの臭いが付いた服はそのままにせず、しっかりと臭いを消してあげましょう。
そもそも禁煙してタバコを吸わなくなれば、こんな心配も要らないのですけどね・・・
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