2016.12.10禁煙方法 , 禁煙豆知識 , 美容と健康

風邪をひいたら禁煙のタイミング?風邪でタバコがまずく感じる理由とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

風邪をひいたら禁煙

「風邪をひいたらプチ禁煙」という喫煙者は多いのではないでしょうか。風邪をひいた際に喫煙をした経験がある方は分かると思いますが、体調が悪いときのタバコはいつもよりまずく感じがちです。

実は、風邪をひいてプチ禁煙状態になったときこそ、本格的な禁煙をスタートさせるチャンスなのです。寒い時期、風邪の予防は大切ですが、風邪をひいたときのために禁煙の準備もしておくと良いかもしれません。

 

 

風邪でタバコがまずく感じる理由とは

風邪でタバコがまずく感じる理由よく「風邪をひいたときに吸うタバコはまずい」と言われます。風邪で体調が優れないと、気分転換のためにタバコを吸いたい気持ちになるかもしれませんが、実際に吸ってみるといつもよりまずく感じることも多いはず。すぐに吸うのをやめたり、場合によっては後悔したりすることもあるでしょう。

これは、気持ちの問題や気のせいではありません。風邪をひくと、ウイルスなどによって嗅神経に異常が起こります。さらに多くの場合は鼻づまりや鼻炎を引き起こすため、風味感覚に異常が発生することで、一時的に食べ物の味が分かりづらくなってしまうのです。

風味感覚が正常であれば、化学物質などの添加物によって銘柄ごとに異なる味や香りを感じることができますが、風邪をひいてしまうと味や香りを感じにくくなるため、タバコの味が変わったように感じるのです。これが「まずさ」の正体です。

タバコは本来、美味しいものではありません。ニコチンと添加物の影響で、脳が「美味しい」と勘違いしているだけなのです。

 

 

タバコは風邪を悪化させる

タバコは風邪を悪化させるまずくなるとは言え、風邪をひいても変わらずタバコを吸う方もいるでしょう。しかし

風邪をひいている際の喫煙は、症状の悪化や治りが遅くなる原因となる恐れがあります。

 

タバコを吸うとニコチンや一酸化炭素などの有害物質の影響で、体全体が慢性的な酸素不足になると言われています。また、ニコチンは免疫力を低下させたりビタミンCを不足させる恐れがあるため、日ごろから風邪をひきやすくなったり、疲労が回復しにくくなったりする可能性があります。


禁煙率89.3% 驚異の禁煙方法 離煙パイプ

▲世界で認められた納得の禁煙方法をご紹介

 

風邪は禁煙開始のチャンス!

風邪をひくとタバコがまずく感じる上に、免疫力などの面から見てもタバコは控えた方が良いと言えるでしょう。風邪をひいたタイミングはまさに、禁煙のチャンスと言えます。

 

まずは、風邪をひいた日から治るまでの期間のプチ禁煙を実行します。喫煙にとっての悪条件がそろっているため、健康なときより自然に禁煙を開始できるでしょう。プチ禁煙中は喫煙から離れた生活を習慣づけるようにしましょう。プチ禁煙の成功により、本格的な禁煙につながる自信にもなるでしょう。

次に、風邪が治った後もプチ禁煙を継続します。期間を細かく設定し、達成できるたびに自分へのご褒美を準備するのもおすすめです。タバコを吸いたい気持ちになった際は、風邪をひいていたときの気持ちやまずいタバコを思い出し、自分は吸わなくても大丈夫だと言い聞かせるようにします。必要に応じて禁煙グッズなどのサポートを受けながら、喫煙から離れた生活習慣が体に馴染むように心掛けましょう。

おわりに

風邪をひいた際に、まずいと感じながらも習慣的にタバコを吸っていると、風邪は治らない上に悪化してしまう危険性があります。「タバコは百害あって一利無し」という言葉が示すように、タバコから得られるものは少なく、失うものが圧倒的に多いのです。可能であれば禁煙したいと思っている喫煙者は多く存在しています。

 

もちろん風邪はひかない方が良いのですが、もし風邪をひいてしまったら「禁煙の時が来た」と割り切って、始めてみるのも良いのではないでしょうか。禁煙はタイミングが重要です。無理は禁物ですが、工夫次第で難易度は大きく変わります。ぜひ挑戦してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加