2016.12.07禁煙方法

「1本だけ」を乗り越える、禁煙を成功させるための方法や準備とは?

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「1本だけのタバコ」の誘惑に負けない

禁煙中でも、「あと1本だけ…」とタバコを吸いたくなる衝動に駆られることがあるかもしれません。しかし、例え1本でも喫煙すれば、禁煙に失敗したことになります。何年も禁煙を続けていた方が、たった1本のタバコで再び喫煙生活に戻ってしまうことはよくある話です。

1本だけの喫煙なら、その後すぐに禁煙を再開できると考えている方は多いと思いますが、この「1本だけ」によって禁煙失敗につながることも多いといわれています。

今回は、禁煙中に何度も襲われる「1本だけ」の誘惑に負けない方法と、禁煙する際の準備についてご紹介します。

 

「1本だけ」を忘れる考え方

禁煙が成功するか否かは、「あと1本だけ…」という喫煙欲求に打ち勝つかにかかっていると言っても過言ではありません。前述の通り、1本の喫煙は結局のところその後の喫煙欲求を導いてしまうのです。

とはいえ、時おり訪れる喫煙欲求をその度やり過ごすのはつらいもの。タバコを我慢しているということは、タバコを意識してしまっていることでもあります。

そこでおすすめしたいのが、根本的な考え方を改めることです。それは「タバコの存在を忘れる、意識しない」ことです。タバコを意識しなければ、「1本だけ」の喫煙欲求も生まれにくくなります。禁煙していることさえ忘れてしまうのが、理想的な状態です。

 

 

タバコを忘れる3つの方法

「タバコを忘れる」、それはどうすれば実現できるでしょうか? 実行しやすい3つの方法をご紹介します。

 

【1】喫煙生活中の生活習慣を変える

タバコを忘れる3つの方法喫煙者の多くは、タバコを吸うタイミングが生活の中である程度決まっている傾向があります。例えば、寝起きや食後、仕事中の休憩、トイレの前、就寝前などは喫煙が多いタイミングです。この習慣化された一服をなくすため、生活のリズムを変えてみましょう。

 

寝起きに吸っていた方は、タバコの代わりに水を1杯飲んでみる、食後はタバコではなくミント系のタブレットやガムを口に入れる、寝る前は1本吸う代わりにノンカフェインのお茶を飲むなどしてみてください。タバコの代わりになるものを見つけて取り入れることで、タバコがない生活を「当たり前」にしていきます。

ただし注意しなければならないのが、代替品の取りすぎで健康を損ねないこと。禁煙中に甘い食べ物にはまって肥満になってしまった、などということがないよう気を付けましょう。

 

【2】灰皿やライターを捨てる、喫煙スペースに近づかない

近年の日本、特に都市部は禁煙ムードで、街中や公共施設、店舗の多くは禁煙エリアで占められています。そのため、喫煙するとしたら自宅やオフィスの喫煙スペース、街中の一部の喫煙スペースなど、ある程度限られています。

そこで思い切って、自分で所有する灰皿やライターをすべて破棄してしまいましょう。自由に喫煙できる環境が少なくなれば、公共の喫煙スペースまで自ら足を運ばない限り吸うことができません。すると、喫煙スペースを探すのがだんだんと面倒になり、結局吸わないということにつながります。

 

そして、喫煙スペースやタバコを売っているお店にはなるべく近づかないようにしましょう。生活習慣を変えることにも通じますが、喫煙のために寄っていたスペースがあれば、行く習慣を絶ちます。例えば、オフィスの喫煙スペースでひと息つくのが習慣だった方は、違う息抜き方法を見つけてみましょう。

 

 

【3】とにかく3日間は吸わない生活を送る

禁煙する際に最も苦しい禁断症状が表れるのは、禁煙開始から3日目あたりと言われています。これは、体内に吸収されたニコチンが体外に排出されるのに3日かかるためです。つまり、4日目以降は体内にニコチンがない状態に適応していくため、禁断症状も薄れてきます。

そのため、禁煙開始3日間は仕事や趣味などで忙しく過ごしたり、タバコを吸わない人と旅行したりして、タバコから遠ざかる生活を送ってみましょう。ストレスがたまることよりも、できればストレスを発散させる方法で3日間を過ごすと、意外にもやり過ごせます。


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「お助け禁煙グッズ」を準備しておこう

「お助け禁煙グッズ」を準備それでもタバコを忘れられないときは、禁煙グッズに頼るのも1つの手です。前述の【1】で触れたタブレットやガム、お茶などのほか、さまざまな禁煙グッズがあります。

 

例えば電子タバコ。専用カートリッジにある液体を電気で気化させて蒸気を吸うものですが、どうしても口寂しくなったときに使用すると気持ちが落ち着きます。

ただし、頻繁に使うことはおすすめできません。なぜなら「電子タバコに依存する」という、新たな依存症を生み出すからです。

 

電子タバコの他にも、いきなりタバコを絶つのではなく、吸いつつも徐々にニコチンを減らせるグッズもあります。いつも吸っているタバコにパイプを取り付けて少量ずつニコチンを減らし、1カ月程度の期間をかけてニコチンを絶つ方法です。

このように、自分に合った方法やグッズを準備すれば、つらい禁煙生活も乗り越えやすくなります。

 

おわりに

長年禁煙生活を送っていた人でも、ふとしたきっかけで「1本だけ」の誘惑に負ける危険があります。しかし、禁煙を決意した方はきっと、これからの人生や健康のために禁煙を成功させたいと考えているはず。ぜひ、タバコに捕らわれない人生を送るべく、生活習慣を変えるなどして誘惑を乗り越え、禁煙を成功させましょう。

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